第246日 2015/9/2

留萌本線1日目 留萌→増毛(営業距離16.7km、徒歩距離19.3km) 給水量:0.2L


                           留萌本線2日目



遠軽5Days4日目は、遠軽から留萌までの移動で始まった。
来年度に廃止される留萌本線の留萌→増毛区間を歩きに行く。

予報は全道的に午後から雨。
また車の跳ね上げと、まめとの戦いが予想される旅となる。
せっかくの日本海の景色も期待出来ないようだ。


家へ送り返す荷物を宅急便にまとめ、4日間お世話になった宿にお別れ。
1泊2日分の荷物で一杯のザックを背負って遠軽駅へと向かう。

遠軽発0809の特急オホーツク2号は、懐かく、その一部はもう二度と見られない駅達を通過しながら
深川まで一挙に移動。
深川駅は今日のベースキャンプ。途中下車して、宿に余分な荷物を一旦預けてから留萌本線に
乗り換え。留萌へ向かった。


増毛行きは2両編成。だが2両目には誰も乗せず、1両目がほぼ埋まった状態(立っている方もいた)
で留萌駅を発車した。
※2両目は留萌で切り離され、折り返し深川行きとなったようだ。普段これほどの客が乗る路線では
 無いにせよ、臨機応変で乗せてくれたっていいのに。。。。

乗客の雰囲気を見る限り、鉄っちゃんの比率もそれなりにありそうだ。
(乗車中の挙動を後から振り返ると、半分以上が鉄っちゃんだったような気がする)


○1224 留萌駅







雨のぱらつきはじめた留萌駅を急ぎスタート。
雨装備として、ザックカバーだけかけておく。






交差点の左の方を見ると、車道の端に今日の猫。
その場所、危ないよ(笑)
ちょっと大回りしてゲット。


-1237 国道231号線



国道の先は急な上り坂。
いきなりの試練か?


-1248 海



正面に海が見えてきた。


しかし、今日は蒸し暑い!


-1252 231号線

再び国道231号を渡る 。
ん?てことは国道沿いに歩けば距離は延びるものの、さっきの坂は上らなくてもよかったのかな?




国道を越えたその先は急な下り坂。


急にストックのひもが切れた。不吉な事が起きるのか!?

と思ったら、結び目が外れていただけ。しばり直して解決。


○1257 瀬越駅 -2932歩-





ホーム上待合室型。小さなコンクリート製の駅舎がこじんまりと佇む。
駅からは海がよく見える。


-1300 再スタート


次の区間は4キロ強。
ここからは主に海沿いのコースを取る。


-1317 カッパを着る

ずっとぱらついていた雨が少し強くなってきた。カッパを来て対応する。
ついでにパンを取り出し、かじりながら歩く。


-1320 国道合流




このあたりのバス停は立派な作りだ。
※雨のため、写真はありません。今日の沿線旅日記は写真が少なくなってます。。。


礼受集落に入ってきたが、駅舎が見当たらない。

ちょうど自転車で前から来たお母さんに尋ねると、この先、郵便局の隣とのこと。


○1402 礼受駅 -9059歩-





教えて頂いた通り、郵便局の横にあった。でもこれ、教えて頂かなければ見逃す可能性も
あったかも。。。。

車掌車型の駅舎。中にはベンチが一脚。

駅ノートがあるが、さすがに今日は読んでる暇も書いてる暇も無い。


雨が駅舎の屋根を叩く。本格的な降りになってきた。


-1408 再スタート


先を急ぐ。


-1413 増毛町




なかなか次の駅が見つからない。


-1430

ちょうど車で出かける準備をしているおじさんに駅の場所を聞く。

「一番近いJRの駅はどこです?」
「増毛?違う?ああ、留萌か」
「いや、ここから一番近い駅です」
「舎熊かい?」
ん、違う気がする。
「あぶん。。かなんとかいう駅だったかと」
「阿分か。それならこっちだよ」
来た方向を指す。
「郵便局があるからそこのあたりだよ、道から少し入るよ」
「ありがとうございます」

戻り始めるも、郵便局らしき建物は見当たらない。


右に入る道があったので勝負してみる。

不安が増す中、道を上がると。。。あった!


○1440 阿分駅 -12389歩-





海岸通りの道からどの道を上がれば良いか、さすがに分かりづらく、これは見逃すのも
無理はない。
せめて小さな看板でもあれば。。。。。

小さな小屋の駅舎の横に、板ホーム型の駅。


郵便局なんて無かったよな。。。あ!礼受駅と混同されてたのか。
それにしても地元の方にも良く知られていない駅って。。。車社会なんだよなぁ。


-1445 再スタート


うわぁ〜、時間が無い!(笑)


おじさんに尋ねたところまで戻ると約600歩。これは400mに相当する。
てことは往復で800mもロスしたのか。


引き続き海沿いの231号線を歩く。天気が良ければ景色も良いんだろうな。。。


ENEOSの交差点を左折。
川を渡った先の交差点を左折すると駅が見えた。


○1521 信砂駅 -16609歩-





板ホーム型。阿分駅よりは長いホームで、駅舎は箱型の小さな作り。
集落の真ん中にあるのに板ホームなのか。。。。


-1528 再スタート


予定より10分弱の遅れまで縮めた。

増毛駅まではあと8キロ弱だが、4駅もあるの?
駅数が多いほど距離は稼げないので、まだまだ時間に余裕はなさそうだ。


この区間は1キロも無い。

国道に戻って程なくして次の駅に到着した。


○1540 舎熊駅 -18100歩-







車掌車型駅舎。
名前に「熊」が入っているとおり、駅の裏側はホントに熊が出そうな雰囲気。
でも実際はヘビが出るらしい。。。。。


-1545 再スタート


とにかく急ぐ。


ん?この道を左折すれば良いのかな?
分からないけど行ってみる。。。当たり!
国道からは見えにくい場所に駅舎があった。

雨のため頻繁に地図を出せず、勘に頼って道を曲がる。当たれば良いが間違えれば
時間のロスをすることになるがしょうがない。


○1610 朱文別駅 -20879歩-





短い板ホーム型の駅。
駅舎は離れたところにある。前回の沿線旅で宗谷本線で見たのと同じ、床が無く、
地面に直接設置されたタイプだ。


-1616 再スタート


さああと2駅だ。


橋の手前で左折。少し歩くと妙に駅前に大きなスペースがある駅があった。


○1634 箸別駅 -22888歩-





板ホーム型の駅。
駅舎は少し離れた場所にある。床は石撒きではなくコンクリート製。
線路は、だたっぴろい駅前の広場から1段上がった場所を走る。


-1639 再スタート


今日のラスト区間は2.8キロ。
予定の列車には間に合いそうだ。


一段と雨が強くなってきた。。。。

登坂車線の手前に、右へ降りる道がある。増毛港へ行く道のようだ。
そういえばこの区間の地図を見ていなかった。

雨の中苦労して地図を見る。港を通過すれば増毛駅に行けるみたいだ。
海沿いの道へ下っていくことにする。


しかしこの道に気付いて良かった。
というか良く気付いた自分!
沿線旅をやっていると、そういった勘が鋭くなる場面がままある。
今日の阿分駅のように、勘が全然利かない場合もあるけど。。。。(´・ω・)


ひたすら海沿いの道を行く。まだかまだかと歩くうちに、突然駅舎が左手に見えた。
やっと着いたか。。。(本心から思った)


○1718 増毛駅 -26913歩-





留萌本線終着駅。増毛に到着して今日の行程終了。
まずはトイレ!
それから落ち着いて駅舎、ホームの写真を撮る。

しかしホントに終着駅って感じの駅だ。
線路も分岐することなく、只一本のみがひかれていて、そして終わっている。


その後、駅舎の外のベンチで帰り支度。
ザックカバーを外すと水が勢い良く流れ出た。なぜかカバーの内側に雨水が溜まっていた。。。

宿に戻り気づく。
かばんの下から水が染み込み、雨に濡れないよう、わざわざウェストバックから避難させていた
時刻表やノートなどが水に浸かってた (-_-;)


□□□
遠軽遠征沿線旅4日目は、大移動しての留萌本線。
確かに雨の予報だったが、ここまで本格的に降るとは、考えが甘かった。。
せっかくの海沿いのコースだったが、足元を見ながらの歩きとなり、全く景色を楽しむ余裕が
無かったのは残念。
かばんの中まで濡れた上に、当然ながら靴もぐしょ濡れで、明日までには乾きそうにない。
部屋中に物が散らばり、絶賛乾燥中である。

さて、帰りの列車では東京から来た大学生と話をした。
帰りは廃止が決まった「はまなす」に乗るそうで、こちらは前回の北海道へ来た時を思い出した。
廃止も決まり、いろいろな意味でなかなか乗ることが出来ない列車なので、楽しんで来て下さいね。



                           留萌本線2日目