第284日 2015/9/10

石北本線7日目 愛別→新旭川(営業距離25.9km、徒歩距離32.4km) 給水量:1.2L


石北本線6日目                  石北本線8日目



<前日の話>

宗谷本線が動くのを待つか諦めるか。
何とか粘って宗谷本線を歩くつもりだったが、さすがに3日以上歩かないのは旅費がもったいない。
下沼駅の秘境駅フェアにも行きたかったが、残念ながら断念。
幌延の宿をキャンセル、急遽旭川に宿を取りベースキャンプを移動することとした。

幌延から留萌経由で旭川まで、長時間の乗りバスの旅をこなして旭川に到着。
まさか、またこの路線に乗ることになるとは。。。。。。。。(笑)


<そして今日>

幌延旭川6Daysの2日目を迎えた。

霧雨の宿を6時40分に出る。
今日は石北本線の上川以西で残っている愛別から新旭川間までを目標として歩く。

昼まで雨の予報だが回復傾向とのこと。
早めに止むといいなぁ。


旭川駅0701発上川行きに乗車。
2両編成のキハ40は定刻どおり駅をスタートした。
乗客は1両目に4名。
土曜日で学生がいないからかガラガラの車内だ。

運転士さんの後ろのスペースには鉄の方が立っていて、駅に着く度に駅名標を撮影している。


外は弱い雨が降り続いている。


この石北本線は先月の台風大雨の影響で未だに上川白滝間が運休。
復旧に時間がかかっている。今年は異例の台風直撃が重なり宗谷本線、石北本線に加え、石勝線や日高本線にも被害が出ていてホントにひどい状況だ。




列車は定刻どおり愛別駅へ到着。
2年ぶりの駅舎は何も変わっていなくて、少しホッとする。


待合室で準備。
今日は上着の代わりにカッパを着る。
下はCW-Xの上にウインドブレーカーをはく。小雨で風もあまり無いが、今日は傘ではなくカッパで対応する。
ちょっと汗かきそうだけど。。。



○0810 愛別駅












そぼろ降る雨の中、幌延旭川6Days2日目のスタート。


-0816 跨線橋



跨線橋を渡り、その先の道を右折。

しかしこの道はJR貨物のコンテナを運ぶトレーラーが多い。
(後で知ったが、石北線一部不通の影響で玉ねぎを運ぶ列車が走れなくなり、トレーラーを大量動員して運んでいたようだ)



-0833 小春トンネル(254m)



しっかりとしたガードレール付きの歩道が完備。


-0852 右折



真っすぐの道でも右の道でも行けるようだが、真っすぐの道は歩道が無いので右折の道を選ぶ。


-0856 星道路踏切



ちょうど上川方面から列車が来た。
時間的に、さっき乗った2両編成の折り返しの可能性が高い。




踏切を越えたすぐのところに、道に並行して歩行者自転車道路がある。
どこから来ているんだろうか。

よし、こっちの道を進もう。




。。。って思ったら200mくらいで車道と離れていってしまう。
地図を確認すると、どうやら川沿いの堤防道路となるようだ。
駅からは離れてしまうので仕方ない。車道に戻って踏切を渡る。


-0904 第二旭川根室線踏切




-0915 当麻町




-0923 第一旭川根室線踏切


雨の量が少しだけ増えた。


-0929 国道39号線合流




○0950 伊香牛(いかうし)駅 -10036歩-







ログハウス調の駅舎だ。
ちょうど上川方面のキハ40単行が停車中。


お腹が空いたので駅舎内でパンを1個を食べる。
静かでノンビリ出来る駅舎だ。


駅ノートにカキコミする。
おや、一つ前のカキコミは、多分朝の列車で見かけた、運転席の後ろで立っていた方のカキコミのようだ。


雨が止んだ。まだ降りそうだが、カッパを脱いで通常装備にしてみる。


-1015 再スタート


ダメだ。また降ってきた。
再び駅舎内でカッパ装備に変更する。


-1019 再再スタート




国道をひた歩く。
草が生えてたりうねっているところもあり、快適と言えないが、広めの歩道があり助かる。


-1045 左折

9条道路で左折。
確信は無いが距離的にこの道が駅への道の可能性が大だ。


○1057 将軍山(しょうぐんざん)駅 -14140歩-







ブロック作りの床無しタイプの駅舎。

ホームは木製かと思ったらコンクリート製だ。




時刻表を見るに、旭川方面の通勤通学のみにほぼ特化した駅のようだ。


ここから当麻駅まで、線路はそんなに距離は無いが、道はジグザグに進まねばならず歩く距離は5キロ弱。


-1109 再スタート


-1117 1番道路踏切



一つ目の踏切を渡る。


-1127 8条道路踏切


左折して少し歩き、8条道路踏切を渡る。




右折すると広域農道。
この道の歩道は広い。


-1139 1丁目道路踏切


雨が上がった。暑くなってきたのでカッパを脱ぐ。



-1155 左折



6条道路へ左折する。
歩道は狭くなった。


-1200 雨


また雨がぱらついてきた。
再度カッパを装着する。


さらに2回ほど右左折を繰り返し、駅が見えてきた。


○1231 当麻(とうま)駅 -21476歩-







昭和の雰囲気漂うコンクリート製の駅舎。


お昼になったので駅舎の中で昼ご飯とする。


あと17キロ弱だ。5時間あれば歩けるので18時新旭川目標としたい。
ただここからは4キロを超える区間は無いので、ペースは上がりにくいのも確か。


トイレを借りて出発。


-1302 再スタート




左手をキハ40が通り過ぎた。
いいなぁ。キハ40の単行は。

明日以降は電化区間歩きなのでキハを見られるのは今日しか無い。堪能しておこう。




広いフラットな歩道を歩く。
次の桜岡までは一本道だ。


ほんの僅かだが青空が現れるようななってきた。
空全体の1%にも満たない範囲だが、少しずつ回復に向かっている証だろう。


道道140号線をひた歩く。ダンプ率は高いが、歩道が広いのであまり影響はない。


そろそろ稲刈りの時期だ。




たんぼの真ん中に小さい丘がある。
地図を見ると射的山っていう名前らしい。
妙に平らな山だ。


-1345 旭川市




目を凝らして見ると射的山の上に人がいる。
公園か何かになっているのだろうか。


-1353 鹿島橋



牛朱別川を渡る。
確かこの川って、宗谷本線でも渡ったよね?




標識に従い左折して駅へ。


○1402 桜岡(さくらおか)駅 -27332歩-







駅の形はJR北仕様だが、色は赤基調と、少し珍しい。
そうか。桜岡の桜色なのか。

明るくなりかけていたのに、また暗くなって来た。
大きめの雨粒が一つ二つ。
ちょっと様子を見た方が良いかもしれない。



と、ざぁっと降りはじめた。
無理して歩く必要も無い。
雨が止むまで休憩とするか。


少しして強い雨は止んだ。
さあ出発だ。。。
と駅舎を出るとまた降ってきた。
カッパを着て出発しよう。
いや、また止んだ。。。
えい、そのまま出発だ!


-1429 再スタート


引き続き道道140号線を歩く。




坂を上ると右手の視界が開けた。旭川市街に繋がる平地が見えてきた。




ぱらついていた雨も止み、前方に青空が広がってきた。


左足小指にちくりとした痛み。
まめのようだ。
テーピングを追加して手当てする。
ちょうど良いので、カッパとザックカバーも片付ける。


-1520 東旭川町日ノ出交差点



交差点を左折する。


○1526 北日ノ出(きたひので)駅 -32445歩-







コンクリートブロック製の小さな駅舎。
床はちゃんとコンクリートで固めてある。

駅ノートもあるが、暗くなるまでに到着するには時間に余裕もなくなってきた。
中は見ずにスタートする。


-1533 再スタート


踏切を渡り、工場地帯をくねくね進む。


3〜4mの向かい風が吹いて来た。ただ冷たい風ではない。


天気は晴れて来るかと思いきや、晴れ間は西の方で留まっていて、こっちまで来ない。




。。。なんて書いてたら、道道37号線を渡る頃には晴れてきた。


-1600 北4丁目道路踏切



渡ってすぐの道を左折する。


-1607 第2鷹栖神楽線踏切



「大障検注意」ってどんな意味なんだろう。。。


○1612 東旭川(ひがしあさひかわ)駅 -36404歩-





コンクリート製の無人駅。
駅前に複数の自転車がおかれるようになると、町が近づいてきたことを実感する。

ホームは千鳥型の2面2線だ。


さああと2駅で7キロ。雨やどりやなにやらで、18時目標は難しくなってきたか。


-1619 再スタート


-1624 風防林道路踏切



風が少し強くなってくる。




今日の工事柵はかえる。




向かい風の中、快調に歩を進める。




丁字路を右折。
牛朱別川を渡る。


太陽が低くなって地平線に集まる雲に隠れた。
少しだけ肌寒いか。。そうじゃないか。。。際どいところだ。


お腹空いたぞ。。。


ショッピングモールの間をぬけて駅への道へ。


○1710 南永山(みなみながやま)駅 -41754歩-







やけに広い待合室だ。
いや、ホーム上待合室型じゃなく普通の駅舎というならばこれくらい広くてもおかしくないか。

でもやっぱりこれはホーム上待合室型。ただし立派な待合室型ということにしよう。
(なんのことやら。。(笑))

さて、列車の時間を調べると新旭川発は1831と1858にあるらしい。
十分間に合う1831に乗ることにする。


-1722 再スタート




最後の区間は3.3キロ。この区間、日本製紙の工場をぐるっと回り込むコースだ。
その工場から製紙工場独特の臭いが漂ってくる。


あと2.8キロの地点で残り1時間。
いつものように、明日に備えペースを落とす。




ここへ来て歩道無しか。。。!


意外と交通量の多い道を車に気を付けながらようやく国道まで来た。
すると左手の方で大きな音。

そちらを見ると60代くらいのおばさんの自転車がひっくり返り、道に倒れるのが見えた。
後ろ向きに倒れたので後頭部を打っている。

急ぎ近寄ると、自転車の年配の男性も駆け付け、抱き起こす。
自転車を起こして、様子を見ると、男性に「もういいよ」と言われた。
どうやら知り合いらしい。
女性は無表情でノロノロとしているのが気にはなるが、知り合いがいるのならとその場を離れた。

最近、こんな場面多いな。


-1802 永山通り2丁目踏切



踏切を渡り右折。
最初の十字路で、宗谷本線歩きの際に歩いた道と合流する。
駅はもうすぐだ。


○1811 新旭川(しんあさひかわ)駅 -46584歩-







今日のゴールは暗くなりかけた新旭川駅。
久しぶりの駅には誰もいない。

帰りの準備をしていると時刻にはない列車が到着。





ホームを見ると何とノロッコ号だ。車両区へ戻るのだろう。


□□□
北海道へ来て4日目。ようやく本格的に始まった気がする沿線旅。
石北本線の西部分を完歩し、これで石北本線の残りは西北見→網走だけとなった。
その区間を歩くのは来年かなぁ。。。
さて明日は函館本線を歩く予定。ただ普通列車が極端に少ないのがイヤラシイ。
朝6時過ぎの列車に乗る必要がありそうだ。



<今回のルート>




こうやって見ると、この区間のかなりの部分は宗谷本線と並行して走っているのが分かります。



石北本線6日目                  石北本線8日目