第386日 2018/3/27

肥薩線6日目 渡→瀬戸石(営業距離25.7km、徒歩距離28.2km) 給水量:1.1L


肥薩線5日目                       肥薩線7日目



今週は熊本を歩く新八代4Days。
早くも桜が満開の時期を迎えた九州を歩く。

前日移動で熊本空港から熊本入り。新八代駅前の東横インに宿を取った。
ところで東横インって今までに泊まった記憶が無いが初めてか2回目くらいか。よく見るチェーンだが意外と泊まっていない。


夜明けの遅い九州。まだ明けてそれほど時間が経っていない6時20分に宿を出る。駅前を歩き5分で新八代駅の在来線乗り場に到着。
間もなく到着した4両編成の列車で八代まで移動。八代でキハ40単行の肥薩線に乗り換えて今日スタートの駅、渡へ向かう。
肥薩線巡りだろうか。列車内は意外と年配の方が多い。ボックス席は一人ずつ埋まっている。
確かにこの区間の列車本数は非常に少ないのでこの列車は貴重な一本だ。


渡着は0802。
今日は朝から1時間以上の移動となった。

今日の目標は23キロ先の海路発1616、または27キロ先の瀬戸石発1621だ。早い時刻の終了となってしまうが、その次の列車までは3時間あるのでしょうがない。
なんとか瀬戸石まで辿り着きたいが間に合ってもギリギリか。



○0818 渡(わたり)駅







八代4Daysの初日は、風が少し冷たい渡駅からのスタート。

最初の区間は3キロ強だ。


今日は桜が楽しみ。


-0823 左折



国道219号線から川を渡る橋へ向かう道へ。


-0829 相良橋



球磨川を渡る。


-0832 右折



橋を渡り丁字路を右折。県道15号線に。


-0836 三ヶ浦踏切



踏切から右を見ると、今日のコココイ!
時刻的に来ないことは分かってるけど絶好の撮影スポットだ。




道は三江線側道(沿線旅用語:三江線によくある片側が石垣の上の線路、もう片方が川となっている線路沿いの道)に。




対岸を走る国道沿いには桜が綺麗に咲いている。




この道、意外と交通量は多い。


-0856 那良口踏切





踏切を過ぎて少し歩くと駅が近付いた。と、近くの踏切が鳴り出した。

ちょうどホームの柵で見通しが悪い場所を歩いている。
急ぎダッシュで駅入り口に向かうもちょっと遅く、通りすぎる姿を撮影。




「かわせみやませみ」号が通過していった。


○0901 那良口(ならぐち)駅 -4316歩-







待合室型の棒線駅。
対岸を走る大型車の走行音が響き渡り静かという訳ではない。

この駅で上着を脱ぐ。


-0915 再スタート



-0918 八貫踏切










昭和40年に洪水があったようだ。この道は完全に浸かったらしい。




もちろん今日の球磨川は穏やかに流れている。




一勝地の町中に入ってきた。
桜が綺麗に咲いている。


○0946 一勝地駅 -8280歩-









古い雰囲気のある素晴らしい駅舎。
そういえば肥薩線ってこういう良い駅舎が多いんだった。



ちょうどかわせみやませみ号が入線(写真は出発後)。



少ししていさぶろうしんぺい号も入線してきた。



こう書いてあったら買わざるを得ないよね。
ということでラミネート加工もお願いして200円で購入。
加工に4〜5分かかりました。


-1007 再スタート


-1019 一勝地踏切




道は再び三江線側道に。


-1035 熊本方面の普通列車

後ろから抜かされた。
キハ40じゃないようだ。
キハ220?


-1039 柴立姫神社





何人かのおじさんがお参り中。
男性のシンボルが祀られている。
これ写真載せちゃだめなヤツだ (^^;)




一勝地を越え、交通量はめっきり減る。
10分に1台くらいか。
こういう面でも三江線を思い起こさせる。


○1113 球泉洞(きゅうせんどう)駅 -15737歩-







開放的?な待合室はトイレ併設だ。棒線無人駅。
ここでSL人吉が来るようだ。
時間があるのでまずは昼食タイム。

ゆっくり食べてたら踏切が鳴り出した。
ん?早すぎる。
慌ててカメラを準備してホームに飛び出すとSL人吉が通過。
しまった。油断してた。

一勝地駅発が1148なので、その7〜8分前くらいに来るかと考えてたが、きっと一勝地駅に少しの間停車するんだな。それで思ってたより早めに来たんだ。

まあしょうがない。気を取り直してスタートだ。


-1142 再スタート


-1148 清正公岩トンネル(245m)



確かにトンネルのある岩はすごい存在感。清正公の名前を頂くだけのことはある岩だ。
トンネル自体は新しく歩道完備。ただトンネルの中は上り坂。




国道とはだいぶ高度差が出来た。


このあたり、線路の存在を全く感じられない。




ようやく肥薩線に沿う道となる。




菜の花が綺麗に並んで咲いている。


-1252 列車



球泉洞発1248のキハ40が通過。




白石の集落まで来た。
駅はすぐかと思いきや、そのまま集落を抜ける。


事前に確認していた距離より500m程遠かった白石駅に到着。


○1310 白石(しろいし)駅 -24703歩-









またまた良い駅舎来ました!
明治時代の駅舎だろう。木造の古い駅舎が現れた。

人吉行きの普通列車が来るようだ。時間は無いのに少し待つことにする。



列車が近付く。すると風圧で桜吹雪が。
これは動画だ。急遽動画モードで撮影。




-1333 再スタート


道は球磨川沿いに続く。




その球磨川の水量が増えている。
ダムがありそうだ。




道端の桜が綺麗だ。




桜と菜の花のコラボ。


○1414 吉尾(よしお)駅 -29716歩-







ホーム上待合室型の無人駅。



ホームの端には三脚が3脚。
SL人吉号撮影の場所取りのようだ。


-1420 再スタート




道が狭くなる。
それでいてたまに車が通るのでいちいち道端によけなければならず面倒だ。


さて、次の海路駅からその次の瀬戸石駅までは約4キロ。一時間の距離だ。
瀬戸石発1621に乗るにはその一時間ちょっと前、1515には海路駅を出たい。
そうすると海路駅には1505には着きたいところ。

今1435で海路駅までは約2キロのところだ。
これは瀬戸石駅に間に合いそうな状況になってきた。




球磨川沿いの道を歩き海路駅に近付いた。


○1502 海路(かいじ)駅 -34679歩-





ホーム上待合室型の棒線駅。
球磨川が目の前に広がる。


-1510 再スタート







駅を出るとすぐに前からキハ40が近付いてきた。
菜の花に絡めて頂きました。




線路の両側に咲く菜の花がほんとに綺麗だ。




道は一段と狭くなる。




桜の綺麗な場所だ。
足を止めて写真を撮っていると向こうから「すみませ〜ん」の声。
何かと思えばもうすぐ来るSLを撮るので移動して欲しいとのこと。
こっちこそ「すみませ〜ん」と急ぎ皆さんの後ろへと回り、ついでに撮影会に参加。




良い場所でSLが撮れました。


-1545 瀬戸石ダム




ちょっと不安になる狭い道を抜ける。


-1554 八代市




○1604 瀬戸石(せといし)駅 -40539歩-





今日のゴール!
小さな待合室だが交換可能な島式ホームの瀬戸石駅で今日の行程は終了。

待合室で帰りの支度。
すると早めに列車接近の警告音が鳴る。



何かと思えば八代方面から「かわせみやませみ」が入線し停車。
どうやらこの駅で、自分が乗る普通列車と交換するようだ。



少し後、八代行き普通列車が到着。
そしてまさかの満席。。。。



□□□
なんと一週間の晴れ予報が続く熊本地方。
その中の4日間を歩く新八代4Daysの初日は肥薩線。桜が満開の下、過疎本数にもめげず28キロを歩いた。
さて明日は足のあるうちに、大変そうな気がする三角線を歩くのが良さそうだ。明日はSLも走らないようなので肥薩線はSLの走る明後日に回したい。




<歩行ルート>








肥薩線5日目                       肥薩線7日目